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職場の中で適切なタイミングや場面での私語と、それを過度にすることのメリット・デメリットについて

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職場の中で私語をしたくなることってありませんか。

でも、どういう時に許容されるのでしょうか。

それが分かれば、気を付けるべき私語が、良い効果を生む可能性が高まります。

目次

短く必要最低限の雑談や私語

必要最低限の私語や雑談であれば、以下のようなメリットが生じることになります。

人間関係の構築

短い雑談は、同僚や部下、上司との距離を縮め、良好な人間関係を築く助けとなります。

例えば、次のようなシチュエーションなら、許容される私語や雑談になることでしょう。

「おはようございます、部長。週末はどうでしたか?」

「おはよう、佐藤くん。週末は家族と近くの公園でピクニックに行ったんだ。」

「最近、子供が新しい自転車を買ってもらったから、それを楽しんでいたよ。」

「それは楽しそうですね!実は私も子供のころ、新しい自転車をもらった時のわくわく感、今でも覚えています。」

「そうだよね、子供のころの嬉しさって特別だからさ。」

「まさにそうです。ちなみに、公園に行く際に、何か特別な場所やカフェなど、オススメのスポットはありますか?」

「ああ、公園の北側にある『木漏れ日カフェ』ってところがいいよ。落ち着いた雰囲気で、自家製のケーキも美味しいんだ。」

「聞いただけでワクワクしますね!次の休日にでも行ってみます。ありがとうございます!」

「どういたしまして。行ったら感想を聞かせて。」

この程度の短い会話なら、業務に支障はないでしょう。

この会話を通じて、佐藤さんは部長の家族のエピソードや趣味をより深く知ることができ、共通の話題や経験を通じてさらに親近感を増すことになるでしょう

このような繋がりを持つことで、仕事上のコミュニケーションも円滑に進めやすくなる可能性が高まります

リラックス効果

短い雑談は、仕事のストレスや緊張を緩和させ、リフレッシュする効果があります。

次のような場面を想定してみましょう。

オフィスのデスクワークエリア。田中さんがデスクで深く考え込んでいます。

「田中、ちょっと肩が凝ってるみたいだね。何か気になることある?」

「ああ、このプロジェクトの件で頭がいっぱいだよ。」

「確かに、最近はみんなプレッシャーを感じてるよね。」

「でも、ちょっと気分転換するのも大切だよ。」

「気分転換、ね。何かいい方法ないかな。」

「実は、近くの町で今週末から夏祭りやってるんだ。」

「美味しい屋台の食べ物や踊り、そして夜には大きな花火大会もあるんだよ。」

「え、本当に?」

「うん、それに、浴衣を着て行くと、まるで時間がゆっくり流れるような気分になれるよ。」

「それは魅力的だな。甚平、久しぶりに着てみるのもいいかも。」

「そうだよね!俺も去年行ったんだけど、金魚すくいや射的を楽しんで、ちょっとした子供の頃の感覚を取り戻せたよ。」

「なるほど、ちょっとリフレッシュするのにピッタリの場所みたいだね。」

「そうだよ!たまには仕事のことを忘れて、リフレッシュする時間も必要だから、考えてみて。」

このシチュエーションでは、同僚のストレスを軽減するために、週末の楽しい予定を提案しています。

このように仕事以外の話題や楽しいイベントについての雑談は、一時的にでも仕事のプレッシャーから離れることができ、気分転換やリラックスにつながることがあります。

ただし、適切なタイミングでない場合は、私語や雑談は注意する点がありそうです。

私語のデメリット

周囲の人の集中を乱す

特に、オープンスペースのオフィスなどでは影響が大きいかもしれません。

次のような、集中を乱す私語の場面は、控えたほうがよいでしょう。

オープンスペースのオフィス。田中さんと佐藤さんが楽しげに話している

一方、隣の席に座っている鈴木さんが焦点を失い、困っている様子。

「で、週末にその新しいカフェに行ったんだけど、本当に美味しかったよ!」

「あ、聞いたことある!インスタ映えするところでしょ?」

「そうそう、それ!でも、ちょっと高かったな。」

「すみません、田中さん、佐藤さん。ちょっと話の音量が大きくて…。

「今、売上レポートをまとめているんですが、データの整理が難しくて、集中力が必要なんです。

「提出期限も明日なんですよ。」

「あ、本当に申し訳ない。全然気を使ってなかった。」

「私たち、もう少し場所を選んで話すようにしよう。」

このシチュエーションでは、同僚の私語が、集中を妨げてしまう様子が描かれています。

オープンスペースのオフィスは、コミュニケーションを促進するメリットがある一方で、騒音や他者の会話の影響を受けやすい環境でもありますので、要注意ですね。

プロフェッショナルの欠如

常に私語をしていると、他の同僚や上司から見て仕事に対する取り組みが甘いと見られるリスクがあります。

次のような場面を想定してみましょう。

「昨日のテレビ番組見た?あの芸人、本当に面白かったよね!」

「ああ、それな!もう笑いすぎて腹筋痛かったよ。」

「村上、近藤。ちょっと話がある。」

「はい、部長。」

「村上、近藤。現在は午前10時。本来は各自のタスクに集中する時間帯だ。」

「ところが、私がこれまでの1時間で3回、あなたたちが激しい笑い声で私語を楽しんでいるのを目撃している。」

「さらに、その間、きみたちのPCの画面はほとんど変わっていない。」

「このような状況を見て、仕事に対するあなたたちの取り組みが真剣であるかどうか心配だ。」

「申し訳ございません。」

「それに、こうした頻繁な長時間の私語は、他の部署のメンバーや私から見ても、きみたちが仕事の優先順位を間違えているように映る。」

「特に今、プロジェクトが進行中の時期に、このような態度はチーム全体のモチベーションや評価にも影響しかねない。」

「本当に申し訳ございません。今後、気をつけます。」

「プロフェッショナルとしての自覚を持って、仕事の質と効率を上げるように。」

このシチュエーションでは、頻繁な私語が、部長から見て仕事に対するプロフェッショナルな取り組みが欠けていると指摘されています。

業務に専念するため、長時間に及ぶ私語は控えなくてはなりません。

まとめ

私語は、仕事の場での小声での雑談や会話のことを言います。

職場での私語には、良い点と気をつけるべき点があります。

良い点として、私語はコミュニケーションを強化する役割があります。

同僚との短い雑談は、お互いの距離を縮めたり、仕事の合間のリフレッシュとしてストレスを軽減する効果もあります。

しかし、私語には気をつけるべき点も。

オープンスペースのオフィスなどで大声で雑談をすると、周りの人の仕事の集中を邪魔してしまうことがあります。

また、私語をしすぎると、他の人たちから「その人は仕事に真剣じゃないのかな?」と思われてしまうこともあるもの事実です。

プロフェッショナルとしての姿勢や誠実さが疑問視されるリスクがあります。

私語は時と場所を選んで、適度に楽しむことが大切ですね。

最後に、私、結城一郎が執筆したキンドル本を、ここで紹介させていただきます。

会社員として、長年働いてきた経験を、この本にまとめました。

近年課長として、プロジェクトチームをまとめる役に就きました。

その際に経験した、リーダーとして試行錯誤した体験談をまとめたものです。

あなたの、生き方や在り方に、少しでも参考になれば幸いです。

ご興味があれば、ぜひお読みください。

それでは!また!

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この記事を書いた人

名前:「実践!はたらきガイド」主宰、ユウキイチロウ

職業:企業の課長 / ブログ運営者

年齢:40代


一緒に働く喜びを分かち合い、はたらくことの意義を深めましょう。

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