はじめに
忘年会の余興というと、手の込んだ企画や派手なパフォーマンスをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、私はあえて「簡単&シンプル、でも盛り上がりますよ!」をコンセプトにした余興をおすすめしたいと思います。
シンプルな余興の良いところは、幹事も参加者も負担なく楽しめる点です。
さらに、派手すぎないからこそ全員がリラックスして参加でき、自然と盛り上がる雰囲気を作り出すことができます。
今回は、準備が少なくて済むけれども適度に盛り上がる余興のアイデアをお届けします。
これから忘年会シーズンを迎える、忙しい幹事さんの参考になれば幸いです。
幹事としてのスタンス
日ごろの業務に加えて、忘年会の余興などを取り仕切る役割を担うことになったら、あなたはどうしますか。
私だったら、正直躊躇します・・・。
普段の業務もありますので・・・。
でも役割なので、やるしかありません・・・。
多くの場合、幹事は輪番制で回ってくるのではないでしょうか。
業務ではないのに、輪番制なんておかしな話ですね。
10年ほど前、「忘年会は、参加するのは当たり前だ」と近しい人から言われたことがあります。
私は、強制的なニュアンスを持つその言葉に、違和感を感じたのを覚えています。
いまでもそれは変わりません。
ただ私の場合、決して参加しないというわけではありません。
行きたいと本心から思った時は、普通に参加します。
話したい人がいたり、楽しめそうだなと見通しを持つことができたりする場合ですが・・・。
自分自身の貴重な時間です。
そこに意義があれば、進んで参加します。
さて、話は戻りますが、幹事の役割がまわってきたら、ごねても仕方がありません・・・。
通常、複数で協力して行うことになりますね。
お店の選定や予約、忘年会の進行、会計等々です。
私は、役割としてやるのだったら、あまり苦でないです。
むしろ主体的にやれるので、とことん楽しんでやります。
企画したり進行したり、自分が主体的に貢献することは、意義があることだからです。
慣例で、余興というか(忘年会の中で15分程度でしょうか)お楽しみの時間がある場合があります。
さて、どんなことをしたら、適度に盛り上がるのでしょうか。
幹事としては、考えどころですね。
私は、負担にならない程度の、「簡単&シンプルな余興」を行うべきだと考えます。
手間暇をかけない。
忙しいこの時期に、手間暇かけている時間は正直ありません・・・。
最も大切なのは、滞りなく忘年会が進行すること。
まずは、このスタンスを持ちます。
いろいろな物品を事前に購入したり、パワポなどで資料を作成したりする必要はありません。
そんな時間はどこにもありません・・・。
見栄を張ってがんばる必要はありません。
アイデアと工夫で乗り切りましょう!
おすすめの余興アイデア
私が経験した中で、「面白いな」と感じた余興を紹介します。
1つめは、「〇〇さんの良いところ」を言うゲームです。
小グループ(8人程度)の場合は、進行役が「〇〇さんの良いところを言ってください!」
と勢いよく参加者の一人に振ります。
誰でもいいです。
誰か、一人を選ぶのです。
そして、次がみそなんですが、「3、2、1はい!」
と半ば強制的に言わせるのです。
3秒あれば、誰でも何かひとつ浮かんできます。
だいたい言えるものです。
そして、的を得ている場合が多いです。
強制的に「3秒で!!」と振るので、余計なことは考えることはできません。
素直に率直な言葉が出てきます。
言ったほうは、ちょっと恥ずかしいですが、意外と爽やかな気持ちになります。
言われたほうは、めっちゃ嬉しいです。
大人なのであまり表情は変えませんが・・・。
進行役はまんべんなく、次々に振っていきます!
テンポがもっとも大切です。
どんどん、次から次へと振っていきます。
考える余地を与えないっていうか・・。
まあまあ、盛り上がります。
10分程度で終わります。
その後の談話も盛り上がること間違いなしです。
誰しも良いところを言われるのは、こそばゆいけど嬉しいものですから!
もう一つアイデアをあげるとしたら、クイズですね。
4人くらい1グループがちょうど良いです。
それが何グループあっても構いません。
チーム対抗にするとやや盛り上がります。
準備物と言えば、ホワイトボード(小さい物でよい)。
あとマーカーペンと消す物くらいでしょうか。
紙とペンでもいいです。
そして、クイズの内容ですが、ここは工夫が必要です。
その会社に関連していること、社会時事(政治や経済、スポーツ)といった、その場にいる人もなんとなく知っていることが良いです。
(個人的な情報をクイズのネタにするのは控えましょう・・・。)
チームで考えて、答えをホワイトボードに書きます。
代表者1名が、壇上にあがって並びます。
そして、マイクを渡して順に答えます。
まあ、もし可能でしたら、事前に「サクラ」のチームを忍ばせておきます。
「盛り上がるために、ちょっとだけ、とぼけた回答をお願いします。」と事前に伝えておきます。
そういうサービス精神旺盛な方は必ず社内にいるでしょうから・・。
仮にそのチームがCチームとしたら、A→B→Cというふうに最後に答えてもらうと良いでしょう。
がんばって、盛り上げるために小さなボケを考えてくれたので、進行役や幹事はあえて大きな拍手で応じましょう。
「Cチームは、場を盛り上げるために、そうやっているんだな。」と参加者は気付くはずです。
そうすると、場は盛り上がると同時に、一体感のようなものが出てきます。
大人の集まりなので、おふざけが暴走することはあまりありませんから、大丈夫です。
あとで、Cチームのみなさんには、感謝の意を述べておきましょう。
ただし、「サクラ」チームは、オプションです。
必ず設定する必要はありません。
通常のクイズだけでも盛り上がりますからだいじょうぶです。
他には伝言ゲームも簡単&シンプルで面白い場合が多いです。
8人くらい1チームくらいが良いでしょう。
2問くらい用意しておきます。
最初は簡単な短文で。
2問目は、少し長い文章を用意しましょう。
順番は、チームで作戦を練って決めてもらいましょう。
最後の人は、壇上に上がって発表します。
そのとき、ズレがあると盛り上がりますね!
意外と面白いですよ!
進行役のトークも重要ですから、幹事間で適切な人を事前に決めておきましょう!
まとめ
いかがでしたか。
忘年会は、「簡単&シンプル」でだいじょうぶ!
けっこう盛り上がりますよ。
幹事さんは、日ごろの業務でさぞかし忙しいと思われます。
工夫さえすれば、この程度の準備や構想で負担が少なくて済みます。
ぜひ参考にして、楽しい忘年会にしてください!
最後に、私、結城一郎が執筆したキンドル本を、ここで紹介させていただきます。
会社員として、長年働いてきた経験を、この本にまとめました。
近年課長として、プロジェクトチームをまとめる役に就きました。
その際に経験した、リーダーとして試行錯誤した体験談をまとめたものです。
あなたの、会社員としての、生き方や在り方に、少しでも参考になれば幸いです。
ご興味があれば、ぜひ手に取り、お読みください。
それでは!また!