はじめに
チームワークを乱す人々に対処する際は、以下のいくつかの手順に従うことが重要です。
コミュニケーションを促進する
まずは、問題のある行動や態度について話し合い、関係者とのオープンなコミュニケーションを確立しましょう。
その人が他のメンバーの意見や感情を尊重することの重要性について説明し、協力と共有を促すことが必要です。
相当な勇気が必要ですね。
まずは、傾聴することからスタートしましょう。
とことん聴く。
何か勘違いをしていかもしれません。
チームの目的を十分理解していないかもしれません。
モチベーションが湧かない何かを抱えているかもしれません。
傾聴。
まずはそこ。
最終的にはチームの目的達成のために協力を促しましょう。
個人的なフィードバックを提供する
その人の行動がチームのパフォーマンスに悪影響を及ぼしていることを具体的に伝えましょう。
具体的な例や事実を挙げ、改善のための具体的なアドバイスを提供します。
ただし、フィードバックを与える際は、批判的ではなく建設的なアプローチを心がけます。
〇〇さんは、チームに対して〇〇のようになってほしいんだね。
だから、あえて〇〇という行動を取ったんだね。
ありがとう。
ただ、現状はチームワークの乱れがこのように大きくなっている。
だから、〇〇さんだけで解決しようとしないでほしい。
主任の〇〇さんも巻き込んで一緒に情報を共有してほしい。
そうすることで、チームとして情報が共有することができる。
より客観的に問題を把握できるし、チームで解決することができる。
チームで協力体制を構築して、対応することができる。
例えばですが、上記のように話を進めてはどうでしょうか。
当事者がどういうふうに考えるかはコントロールできませんが、アドバイスをすることはできます。
チームワークが乱れをいち早く気付いて、アクションを起こすことが肝要です。
リーダーシップの介入を求める
もし、上記の対話やフィードバックが改善をもたらさない場合、チームのリーダーに問題を報告し、支援を求めましょう。
原則、一人で抱え込まない。
リーダーやそれに準じる人に支援を求めましょう。
リーダーを中心に、チームで問題を解決していきましょう。
ポジティブなモデルを提供する
自分自身が良いチームプレーヤーのモデルとなるよう努めます。
協力的で建設的な態度を持ち、他のメンバーに対してサポートを提供しましょう。
良い行動やモチベーションを持つことで、構成員に良い影響を与えることができます。
リーダー的立場にあるなら、なおさら意識して「率先垂範」で臨む必要があります。
良いモデルとなってあげましょう!
影響力のあるメンバーと連携する
チーム内で影響力のある人物や信頼関係のあるメンバーと協力し、その人に対して意見や行動の変化を促すことができます。
彼らが問題行動に対して声を上げることで、その人の行動を変える可能性が高まります。
チーム内で影響力がある人物が必ずいます。
当事者と関係があるかは問題ではありません。
当事者に良い影響を与えることができる人物かどうかがポイントです。
「〇〇について、よくないよ。」
と言ってもらうのです。
意外と効果があります。
「〇〇さんが言うなら仕方がないや。」
依頼して、チームワークの乱れを正しましょう!
目標やルールの再確認
チーム全体で目標やルールを再確認し、メンバーが共有の目標に向かって協力することの重要性を強調しましょう。
明確なガイドラインや期待を示すことで、チームワークを乱す行動を減らすことができます。
リーダーが方針を示すことで、チームがまとまります。
共通の旗印に向かうと、何倍にもチームの力が向上します。
一人では限界があります。
リーダーは〇〇を目指すことを、明確に構成員に発信しなければなりません。
最終手段としての人事上の措置
もしも上記の対応策が効果的ではなく、その人の行動がチーム全体のパフォーマンスに深刻な悪影響を及ぼし
ている場合、人事上の措置を検討することも必要です。
しかし、これは最終手段であり、他の対応策が試された後に選択されるべきです。
まとめ
チームワークを乱す人への対応としては、
1 コミュニケーションを促進する
2 個人的なフィードバックを提供する
3 リーダーシップの介入を求める
4 ポジティブなモデルを提供する
5 影響力のあるメンバーと連携する
6 目標やルールの再確認
7 最終手段としての人事上の措置
があげられます。
私が最も大切だと考えるのは「ポジティブなモデルを提供する」です。
なぜならば、自分でできることだからです。
他者はコントロールできません。
土足で介入することもできません。
率先垂範して目指すべきモデルを示すことはできます。
他の構成員がついてくる、こないはその人の課題なのでコントロールできません。
ですが、ついてきてくれる構成員は必ずいます。
まずは、チームの目標に即した行動を率先して行動するのです。
仕事や学校など組織において「率先垂範」を基幹として取り組みましょう。
残念ながらついてこない人は一定数存在します。
でも気にしません。
仕方がありません。
他者の課題に土足で踏み込むことはできません。
みなさんは、どのような対応をしますか。
チームをまとめるって骨の折れる作業ですね。
でもチーム一丸となってアクションすることほど楽しいことはありません。
たとえ失敗に終わっても、チームで行動した経験は自己成長につながります。
その知見は再び、組織や他者に貢献する糧となります。
トライ&エラーを繰り返して学びましょう!
そして、チームを導き、より社会に他者に貢献できる人材を目指しましょう!
きっとあたなたなできる!!
最後に、私、結城一郎が執筆したキンドル本を、ここで紹介させていただきます。
会社員として、長年働いてきた経験を、この本にまとめました。